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こんにちは、らにです(*^▽^*)
早いもので、今年も残すところあと2ヶ月!
時間の流れは本当に早いですね!

1年が終わる実感がないなあ~
私はコロナ禍の中、散歩に読書、ジョギング(5ヶ月以上続けてる!)やwebデザインの勉強などをしています。
コロナ禍でもコロナ禍以前とあまり変わらないです(^_^;)
「○○の秋」と○○に当てはまる言葉は星の数ほどありますが、
この記事では私がおすすめしたい4冊の本を紹介します!

読書は健康にもいいみたい
あらすじ
1982年秋、専業作家としての生活を開始したとき、彼は心を決めて路上を走り始めた。それ以来25年にわたって世界各地で、フル・マラソンや、100キロ・マラソンや、トライアスロン・レースを休むことなく走り続けてきた。旅行バッグの中にはいつもランニング・シューズがあった。走ることは彼自身の生き方をどのように変え、彼の書く小説をどのように変えてきたのだろう?日々路上に流された汗は、何をもたらしてくれたのか?村上春樹が書き下ろす、走る小説家としての、そして小説を書くランナーとしての、必読のメモワール。
Amazonー「走ることについて語るときに僕の語ること」(「BOOK」データベースより)
ざっと感想
数ある”村上本”にして初の人生論がまんさいです!
200ページくらいなのでサクサク読めます。
走りたい人、走っている人は共感できる「ランナーあるある」も記されています。
(人から「走っているときは何を考えてるの?」と聞かれる、など)
これを読むと、どのようにして彼の作品が生まれているのかがちょっぴり分かります。
続けられることと続けられないことの話は私も共感しました。

彼の好きな音楽も出てくるよ
あらすじ
一九六〇年、プラハ。小学生のマリはソビエト学校で個性的な友だちに囲まれていた。男の見極め方を教えてくれるギリシア人のリッツァ。嘘つきでもみなに愛されているルーマニア人のアーニャ。クラス1の優等生、ユーゴスラビア人のヤスミンカ。それから三十年、激動の東欧で音信が途絶えた三人を捜し当てたマリは、少女時代には知り得なかった真実に出会う!大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。
Amazonー「嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)」内容(「BOOK」データベースより)
Kindle Unlimitedなら無料で読めます!
ざっと感想
この本はタイトルからおもしろいですよね!
「真っ赤な嘘」じゃなくて、「真っ赤な真実」ってなに??という疑問がわきます。
著者の米原万里さんは、ロシア語通訳、エッセイスト、小説家と色々な肩書きを持つ方です。
残念ながら亡くなられていますが、エッセイにおける鋭い論調は今後もすたれることはないのだろうなと思わせるセンスです。
読めば読むほど彼女の世界に引き込まれていきます。
この本は、彼女一家が駐在していた当時のチェコスロバキアでの学校生活や大人になってから学友との再会について書かれています。
この本だけで記事を書こうと思ったほど(結局書かなかったけど)今年イチオシの本です。

彼女の他の本も紹介したいな~
“ビッグ・ブラザー”率いる党が支配する全体主義的近未来。ウィンストン・スミスは真理省記録局に勤務する党員で、歴史の改竄が仕事だった。彼は、完璧な屈従を強いる体制に以前より不満を抱いていた。ある時、奔放な美女ジュリアと恋に落ちたことを契機に、彼は伝説的な裏切り者が組織したと噂される反政府地下活動に惹かれるようになるが…。二十世紀世界文学の最高傑作が新訳版で登場。
Amazon-「一九八四年 (ハヤカワepi文庫)」内容(「BOOK」データベースより)
ざっと感想
SFファンなら知っている名作ですよね。
ボリュームは今回紹介している本の中で一番多い500ページ以上あります。
主人公ウィンストン・スミスが住むロンドンは、いたるところに監視カメラがあり、誰が自分の行動を見ているか分からない監視社会です。
これは現代?それとも本の中の話?と、驚くほど今の情報社会の姿が描かれています。
時々出てくる、主人公と周りの人々の交流が人間くさく、社会とのギャップがおもしろいです。
今は漫画も出ています!

統制された社会、ほんとに怖いよ~~
薄紫の香腺液の結晶を、澄んだ水に落とす。甘酸っぱく、すがすがしい香りがひろがり、それを一口ふくむと、口の中で冷たい玉がはじけるような…。アルコールにとりつかれた男・小島容が往き来する、幻覚の世界と妙に覚めた日常そして周囲の個性的な人々を描いた傑作長篇小説。吉川英治文学新人賞受賞作。
Amazon-「今夜、すべてのバーで (講談社文庫) 」内容(「BOOK」データベースより
ざっと感想
登場人物がみんな個性が強い・・・!
ざっくり言うと、アルコール依存症患者の闘病入院生活の物語です。
主人公が入院した病院の患者はひと癖ある人ばかりです。主治医もおもしろいキャラです。
著者の中島らもさん自身、アルコール依存症で入院していたこともある方です。
経験に基づいて書いているからか、とてもリアルな入院生活です。
でもさらっと読めてしまうのがこの小説のすごいところだと思います。
お酒は適度に楽しみたいですね。

依存するのは人間だもの、いつでもやり直せる
4冊と紹介した本の数は少ないですが、どれも自信をもって皆さんにおすすめできる本です。
普段の生活で忙しく、活字をなかなか読めてない・・・”
ステイホーム”が推奨されているこのご時世だからこそ、お茶を淹れて、スマホの電源を切ってゆっくりと本の世界に浸ってみませんか?
読み終わった後は世界が少し広くなっているかもしれませんよ(*^▽^*)
ここまでお読みくださり、ありがとうございました!