
中国は広いです(面積は日本の約25倍…!)。
これだけ広いと、日本でもそうですがその土地によって話される言葉も変わってきます。
私たち外国人が「中国語を勉強しよう!」となると、
まず”マンダリンチャイニーズ”と呼ばれる普通話(pu3tong1hua4)を勉強することになります。

いわゆる標準語だね
目次
普通話のメリットと方言が必要な時
日本語を勉強する外国人も同じように、標準語を学校で習います。
しかし以下の場合には方言が話せた方がいいこともあります。
”僻地”と書きましたが、中小都市の農村部では方言しか話せない年配の方が今も多くいます。
このような特定の地域・年齢の人と交流したい場合は、少しでも方言を知っておくと喜ばれるし距離もグッと近づくはずです。
中国各地の方言を見てみよう
今回比べるのは、
- 東北・・・黒竜江省、遼寧省、吉林省と内モンゴル自治区の東部
- 上海(そう、あの上海です)
- 広東・・・広東省、香港、マカオなど
- 客家・・・広東省、福建省、台湾の一部など
の4つの地域の方言です。


じゃ、始めよ~
こんにちは(你好)


東北:你好(ni2hao3)
上海:侬好(nong23hao34)
広東:你好(nei5hou2)
客家:你好(nging2ho2)
ありがとう(謝謝)


東北:谢谢(xie4xie)
上海:谢谢侬(xia23ya23nong23)
広東:唔该(m4goi1)
客家:恁仔細(an’zi1se1)
どういたしまして(不客気)


東北:不客气(bu2ke4qi)
上海:勿要客气(vu1yao3kak3qi4)
広東:唔好(m4hou2)
客家:毋使細義(m3ci1seng1i1)
さようなら(再見)


東北:再见(zai4jian4)
上海:拜哎(bai2bai)
広東:拜拜(baai1baai3)
客家:再见(zai4gian4)
今何をしていますか?(你在干什么?)


東北:你干哈呢?(ni3gan4ha3ne)
上海:侬垃拉做啥?(nong23 lak1 lak3 zu34 sa34)
広東:你系度做乜吖?(nei5 hai6 dou6 zou6 mat1 aa1?)
客家: 汝在哪也?(ngi2 coi1 nai4 ya1?)
同じ意味でも文字や発音が全く違いますね。ではYoutubeで4つの方言を聞いてみましょう↓
4つの方言を比べてみて
東北の方言は普通話とほぼ変わりません。
東北の訛りは普通話に近く、中国全土で通じるそうです。



たしかに東北出身の人と話したら、普通話とあまり変わらなかったな~
全く分からないのが 上海と広東話(カントニーズとも言います)。
方言というレベルではなく中国語では無い他の国の言語のように聞こえるくらい、聞き取れません。。
私がいた都市にも方言がありました。東北話に近いのですが、微妙に違うので聞き取るのが難しかったです。もちろん上海や広東の方言に比べると簡単です。
中国の都市に訪れたとき、地元の人がしゃべる言葉に注目してみると、違った面白さがあります。
聞き取れなくても問題なし!方言について尋ねてみれば喜んで方言を教えてくれるはずですよ!
中国語の七大方言・十大方言 https://cn-seminar.com/chinese-dialect-14318